ウナギ
ある日のこと、仕事から帰ると息子からプレゼントが。
息子が読んだ本に美味しそうなウナギの蒲焼きが載っていたそうで、それが食べたくて作ってみたんだとか。
「よし、それなら本物のウナギの蒲焼きを食べさせてあげよう!」
ってことで、休日にウナギ釣りに出かけました。
海につながる川なら大体どこでも釣れる可能性があるらしいので、近場の一級河川でチャレンジ。
エサはミミズが良いらしいけど、立ち寄った釣具屋に売って無かったので青虫(太め)を買いました。
ウナギは夜行性だから夜釣りが基本だけど、子連れだし、なるべく早く釣って帰りたいので、18時過ぎ頃から釣り始めました。
ただ、この時期は日が長くてなかなか暗くならない…。
結局ハゼがポツポツ釣れただけで、そろそろ帰ろうかなと思った20時過ぎに竿をあげたら…、
何か釣れてた!
見事にウナギでした。
本当に釣れるんだっていう驚き&喜びで、父も息子も大興奮!
やっぱり完全に暗くなってからの時間帯じゃなきゃ釣れないのね。
貴重な一匹を持ち帰って、泥抜きも兼ねて一晩水槽飼育。
息子はじっくり観察しながらウナギの絵を描いていました。
翌晩、調理方法はもちろん蒲焼きで。
目打ちの釘が無くても、ぬめりを取れば普通の魚のように捌けるらしいので、氷水につけておとなしくなったところを締めて熱湯に投入。
10秒ほどで取り出して氷水で締めた後は、白く固まったぬめりを包丁で削ぎ落とします。
首を落として、内臓を取り出して、腹開き。
ぬめりは取れても捌きにくい。
何とか開いて中骨を取って下処理完了。
串を刺して、グリルで軽く焼き目をつけた後、ふっくら感を出すために少し蒸して、さらにグリルでタレを絡ませながら焼いたら完成。
息子も娘も「美味しい!」と大喜びで、ご飯をおかわりしていました。
父は一欠片しか口にできなかったけど、臭みもなく、確かに美味しいウナギでした。
手間とコストを考えたら、スーパーで国産の蒲焼きを買ったほうが効率はいいんだろうけど、「捕まえて食べるまでの過程を楽しむ」、これが我が家の食育です。